あなたを蝕む「スマホ焼け」「スマホ老眼」…そして対策法

今や生活になくてはならない、という人も多いスマートフォン。しかし、使いすぎるとさまざまな体調不良を招く。不眠や肩こりなどの症状以外にも思わぬ“弊害”が…スマホの使い方、あなたは大丈夫?

《スマホ利用時間、1日3時間以上の人が約5割》
MMD研究所が、スマホを所有する15歳以上60歳未満の男女2750人に対して行った「2015年版 スマートフォン利用者実態調査」によると、スマホの1日の利用時間は「2時間以上3時間未満」が最も多く22.4%だった。「3時間以上」の割合を合わせると46.0%となり、約半数が1日3時間以上にわたってスマホを利用していることが分かった。

お肌の大敵「スマホ焼け」

目の疲れ、眼病の原因になり得るとされるブルーライト

スマホやPCに含まれる「ブルーライト」は光の中で波長が短く、拡散して目が疲れやすい。また、紫外線に次いで高いエネルギーをもっており、網膜疾患や加齢黄斑変性症を引き起こす原因の1つと考えられている。

目のブルーライト対策〔わかさ生活 ひとみ研究室〕

紫外線よりもシミの原因に…強力な色素沈着を引き起こす

仏の研究チームの調査によると、ブルーライトを浴びると紫外線よりも強力な色素沈着を引き起こすことが分かった。つまり、日焼けよりも「スマホ焼け」が肌のシミの原因となり得るという。

スマホがシミの原因? フランス研究チームが明かしたスマホ焼けの事実〔2016年2月8日 CIRCL〕

《ブルーライト》

波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと。ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達する。PCやスマホなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれている。

ブルーライト研究会

「寝る前スマホ」の弊害

眠りが浅くなるなどの症状…悪化すると不眠症に

ブルーライトを夜間に浴びると眠気を誘発する「メラトニン」の分泌量が抑制される。睡眠のサイクルが崩れ、眠りが浅くなったり、寝付きが悪くなったりという症状が現れる。これが悪化すると不眠症にも陥りかねない。

ついに厚生労働省も警鐘!寝る前のスマホいじりの恐怖と改善策〔2015年7月27日 nanapi〕

睡眠の質低下は「スマホ太り」にもつながる

睡眠の質は食欲を司るホルモンの分泌に影響を及ぼすことが分かっている。睡眠時間が短い場合、食欲を抑える「レプチン」が抑えられ、食欲を増進させる「グレリン」の分泌が増え、脂肪が燃焼しにくい体質になっていくという。

スマホが太る原因に!?「スマホ太り」を避けるには?〔MICRODIET.net〕

「口臭が強くなる」との指摘も

浅川クリニックの浅川雅晴院長は「唾液はリラックス時などに働く副交感神経の作用で出るが、(寝る前スマホで)交感神経が働き続けると唾液が出なくなり、口内の細菌が異常繁殖する。その結果、口臭が強くなってしまう」と指摘する。

急増する“スマホ体調不良”30~40歳で老眼発症も〔2016年1月15日 週刊女性〕

スマホの使いすぎで思わぬ症状が

「スマホ老眼」20~30代の若年層に増えている

スマホを長時間眺め続けることで、目のレンズの働きを担う水晶体を調節する毛様体筋が緊張し続け、一時的に近くの物にピントを合わせにくくなる「老眼」の症状が起きる。20~30代の若年層に増えているという。

20~30代は要注意!若手ビジネスパーソンのための「スマホ老眼」予防法〔2015年11月9日 @DIME〕

「スマホ首」放置すると「ストレートネック」に

スマホを使い続けた結果、首の筋肉が前に引っ張られてしまい、首に違和感などがある状態。放置しておくと頸椎のカーブがなくなってしまう「ストレートネック」になりやすく、首や肩が頻繁に凝り、自律神経失調症なども引き起こす。

スマホ首、ストレッチで撃退〔2015年5月15日 毎日新聞〕

「スマホ腱鞘炎」親指の使いすぎで発症

スマホの画面操作で親指を酷使していると発症しやすい。「ドケルバン病」という腱鞘炎の一種で、狭窄性腱鞘炎とも呼ばれる。親指を動かすと手首に痛みを感じたり、指が腫れたり動かせなくなったりする可能性がある。

スマホ好きやママ注意!ドケルバン病ってなに?〔2015年11月18日 ママテナ〕

「スマホ顔」二重あご、おでこにシワなど“老け顔”に

常に下を向いてスマホを見ている状態でいると、重力によって肌がたるみやすくなる。痩せているのに二重あご、若いのにほうれい線が気になる人は、たるみのサイン。まぶたの筋肉の働きも鈍くなり、おでこの筋肉で目を開くためシワが刻まれる場合も。

最近老けた気がする……それはスマホが原因の「スマホ顔」かも〔2015年12月27日 サプリ〕

「スマホ酸欠」猫背で肺を圧迫…めまいや疲れやすく

スマホの普及で猫背の人も増えている。背中が丸まっていると自分で自分の肺を圧迫してしまい、深い呼吸ができず酸欠になってしまう。めまい、視力低下、頭痛、集中力低下や疲れやすいなどの酸欠が原因にもなる。

原因は「酸欠」?呼吸の浅さが招く体の不調とは〔2015年2月3日 ITmedia〕

《VDT症候群》

「ビジュアル・ディスプレイ・ターミナルズ」の略で、スマホやPCのディスプレイを見続けることで現れる身体の変調の総称で、眼精疲労や肩こり、頭痛だけでなく、集中力低下やうつ状態になるど心にも悪影響を及ぼす。

スマホで体調不良に!? 「VDT症候群」とは?〔2016年1月16日 R25〕

対策もいろいろ

ブルーライトを60%カット、「寝る前スマホ」に特化したメガネ

眼鏡チェーン「JINS」では2月4日、就寝前のスマホ使用に特化したモデル「NIGHT USE Short Temple」を発売。目の疲れや不眠の要因とされるブルーライトのカット率は60%、こめかみの下あたりで顔を優しく固定できるデザインを採用した。

JINSが就寝前のスマホ使用に特化したブルーライトカットメガネ発売〔2016年1月21日 産経アプリスタ〕

ブルーライト対策の化粧品も

スマホに触らないことで“木が育つ”アプリも

スマホの使いすぎを防ぐアプリもある。1日のスマホ利用時間を測定する「スマチュウ」や、利用時間を制限する「タイマーロック」、スマホに触らなければ画面上の木が育つという「Forest」などで使い方を見直してみては?

脱「スマホ中毒」 アプリで時間管理、ロック機能も〔2015年11月6日 日本経済新聞〕

アプリ「Forest」の画面

画面の明るさ調整、寝る2時間前にはやめる…予防策も

新宿東口眼科医院の新川恭浩院長は、スマホの使いすぎによる体調不良の予防策として、下記を挙げる。

・スマホを使用するうえで工夫をする
(文字サイズを大きく、部屋の明るさに応じて画面の明るさも調整)
・ブルーライトを浴びる量をなるべく減らす
(寝る2時間前には操作をやめる)
・とにかく目を休ませる
(1時間見続けたら5分間目を閉じる。温めたおしぼりをまぶたにのせるなど)
・ストレッチをする
(座ったまま両腕を下にダラっと落とし、肩回しをするだけでも十分効果的)

スマホで体調不良に!? 「VDT症候群」とは?〔2016年1月16日 R25〕

あなたの「スマホ依存度」は?

1日3時間以上、圏外になると不安…確認したいチェックリスト

全国Webカウンセリング協議会理事長・安川雅史氏によると、以上のチェックリスト項目に多く当てはまる場合、スマホ依存の可能性があるという。

・利き手と逆の手でスマホをスムーズに使える
・バッグにはいつも充電器をいれている(電池切れが怖い)
・スマホが圏外になると不安になる
・家にスマホを忘れたら、どんなに遠くでも必ず取りに帰る
・ネットで知り合った友人が5人以上いる
・スマホを握ったまま寝ていることがある
・歩きながら、または自転車に乗りながらスマホを操作する
・1日3時間以上はスマホを使う
・ネットにつなぎすぎで速度制限がかかっている
・バイブが振動していないのに、メッセージが来たと勘違いすることがある

《約8割が「スマホ依存」を自覚》

MMD研究所の15歳~59歳の男女562人を対象にした「スマホ依存に関する調査」によると、回答者の28.5%が「スマホにかなり依存している」、52.0%が「やや依存している」と回答。合わせて80.5%もの人がスマホ依存を自覚していることになる。

スマホ依存に関する調査〔2015年5月13日 MMD研究所〕

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