シード ワンデーピュアうるおいプラスの酸素透過率は、Dk値が30、Dk/L値が42.9です。
Dk値とは、レンズ素材の酸素透過性を表す指標で、Dk/L値はレンズの厚さも考慮した酸素透過性を表す指標です。一般的に、Dk値やDk/L値が高いほど、レンズを介して瞳に必要な酸素が多く届きます。
シード ワンデーピュアうるおいプラスは、高含水素材と中心厚0.07mmの薄型レンズデザインにより、瞳に十分な酸素を通すことができます。

酸素透過率の3つの効果
コンタクトレンズの酸素透過率が高い場合、以下のようなメリットがあります:
- 角膜の健康維持: 酸素透過率が高いレンズは、角膜に十分な酸素を供給し、角膜の健康を維持するのに役立ちます。適切な酸素供給は、角膜の代謝活動を支え、眼の快適さを高めます。
- 長時間装用の可能性: 酸素透過率が高いコンタクトレンズは、長時間装用が可能な傾向があります。これは、眼の疲れを軽減し、日中にわたって快適にコンタクトレンズを着用できることを意味します。
- 角膜症状の軽減: 酸素透過率が高いコンタクトレンズは、角膜の酸素不足による症状や問題(例: 角膜浮腫、乾燥、炎症)を軽減する可能性があります。
一般的に、酸素透過率が高いと言われる数値は、Dk/t(Dk値とレンズの厚さの比率)で表されます。Dk/tが高いほど、酸素の角膜への透過が良好であると言えます。具体的な数値の評価は、専門家や製造メーカーの指針に従うことが重要ですが、一般的にはDk/tが100以上で高い酸素透過率とされることがあります。
酸素透過率の3つのデメリット
ただし、酸素透過率が高いコンタクトレンズにもデメリットがあります:
- 価格: 高酸素透過率のコンタクトレンズは一般的にコストが高くなる傾向があります。
- 脆さ: 高酸素透過率を実現するためにレンズが薄くなるため、扱いに注意が必要で、破損しやすくなる可能性があります。
- UV透過: 高酸素透過率の一部のレンズは、紫外線も透過する可能性があるため、UVカット機能がない場合には日光への露出に注意が必要です。
コンタクトレンズを選ぶ際には、自身の目の状態や生活スタイル、専門家のアドバイスを考慮し、最適な酸素透過率を持つレンズを選ぶことが重要です。